海上コンテナ輸送・バルク貨物輸送・重量貨物輸送など大型トレーラーによる運送を展開する鈴与自動車運送株式会社

リーチスタッカー(コンテナ輸送用車両)の紹介

これまでの記事で、弊社にて取り扱っている車両や貨物についてご説明しました。そこで今回は、車両と貨物をよりスムーズに結ぶための特殊車両「リーチスタッカー」についてご紹介します!

目次

1.リーチスタッカーとは?

リーチスタッカーとは、上記写真のように海上コンテナを吊り上げて移動・積上げをしたり、シャーシに積み下ろししたりする荷役機械です。最大で上に5段、奥に3列まで積むことが出来ます。しかし、コンテナの「風に弱い」という点や安全性に考慮し、積み上げは原則2段まで、奥の列のコンテナを掴む際にはコンテナ同士がぶつかるのを防ぐために前列のコンテナを一度下ろすなどの配慮をしています。また、この車両を運転操作するにはフォークローダー運転技能講習を修了しなければいけません。※リーチスタッカーのサイズはメーカーによって異なります。

2.メリットは?

保有するメリットのひとつに、コンテナ乗せ換え作業を容易にできることがあります。本来コンテナは港湾内のヤードにある機械を使い積み下ろしを行います。しかし、リーチスタッカーを使用することでヤード外でも積み下ろしが可能になります。それによって以下のような事例に対応することが出来ます。

①港湾内のヤードが混雑している時

次の仕事の関係でどうしてもヤードに返却する時間がない場合、リーチスタッカーを使用しコンテナの一時置き場に貨物を下ろすことができます。そして仕事によっては、次の仕事のコンテナも積むことができるので、ヤードに入る時間の短縮が可能です。

②搬入拒否をされた時

コンテナは、港湾内から出入りさせる際に傷や汚れの確認をします。そのため、もし港湾内に持ち帰り傷や汚れが見つかると、ヤードに入ることができません。そこで、一時的にリーチスタッカーでそのコンテナを下ろします。これにより、ドライバーさんは比較的スムーズに次の仕事へ向かうことが出来ます。

このような使い方をすることで、清水港のコンテナヤードの混雑も緩和されています。

3.まとめ

リーチスタッカーについて少しでも知っていただけましたでしょうか?鈴与自動車運送株式会社は、輸送用車両だけでなくリーチスタッカーのような特殊車両にも目を向けて、より効率よく安全な輸送を目指しています。

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