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トラック運転手の年収はどれくらい?種類別の給料・収入を解説

給与計算イメージ

「トラックの運転手」といっても、その仕事内容にはさまざまな種類があります。運転する車両や業務内容によっても収入は変わり、中には重労働を必要としないものもあるのです。

ここでは、トラック運転手の種類とそれぞれの平均年収や、トラック運転手の需要などについてご紹介します。

目次

1. 種類別!トラック運転手の平均年収

トラック運転手の大まかな種類と仕事内容、平均年収は以下の通りです。
※平均年収は全日本トラック協会の情報を基に、おおよその額を算出しています。

1-1 大型ドライバー:450~550万

大型ドライバーは、大型免許で運転できるトラック運転手のうち、おもに積載重量が10トンを超える大型トラックの運転手を指します。トラック運転手と聞くと、多くの人が最初にイメージするのも大型ドライバーであることが多いでしょう。

食品や家具などに使用するバン型、鉄鋼部品などを運ぶ平ボディなどトラックの形状もさまざまです。長距離の走行や、近距離のルートエリアを回るものなど、企業の業種によって仕事内容にも違いがあります。

1-2 普通~小型ドライバー:300~400万

4トン車程度の中型トラックや、現在の普通免許で運転できる2トン車などのドライバーは普通~小型ドライバーに分類されます。小型ドライバーは小回りがきくため近隣の貨物を運ぶ短距離の仕事が多く、女性ドライバーも多く活躍しています。

中型の場合も業種によって運ぶ貨物の種類は幅広く、雑貨物や企業間のルート配送などが多い傾向です。顧客の依頼に応じて中~長距離を走ることもありますが、短距離間の運転がメインとなります。

運転以外に積み降ろし作業が発生する場合もあり、体力が必要なケースもあるでしょう。

1-3 トレーラー運転手:500~600万

大型トラック運転手の中でも花形職種といわれるトレーラー運転手は、大型免許の他にけん引免許を必要とします。20~40トンのコンテナを倉庫から港湾まで輸送したりします。

積み降ろしの作業がなく、運転技術を活かして働けるトレーラー運転手に憧れるドライバーも多く、安定した収入も魅力の1つです。

1-4 長距離ドライバー:450~750万

1日に数百km以上走ることもある長距離ドライバーは、拘束時間の長さに比例して年収が高くなります。移動する距離がいつも決まっている場合もあれば、50km~500kmの間で推移する場合もあり、歩合制の給料体系で働く運転手も多いのです。

基本的に1人で高速道路を運転している時間がほとんどであるため、マイペースで単独作業が好きな人や長時間の運転が苦にならない人に向いています。

その反面、夜通しの運転で生活が不規則になりがちです。睡眠時間を十分に確保し、休憩を取りつつ到着時間は厳守する、といった点も留意する必要があるでしょう。

1-5 短距離ドライバー:350~550万

地域密着型の配送ドライバーや、港湾周辺エリアを走るトレーラー運転手などは短距離ドライバーに分類されます。1度に長距離を移動することはありませんが、いくつもの配送先を回ったり、短いエリアを往復することの多い職種です。

大型トラック運転手でも、働く企業によっては短距離を多く走行する場合もあります。大型やトレーラーの短距離ドライバーは収入も高く、長距離運転手のデメリットが少ないため、働きやすい環境であるといえるでしょう。

参考:http://www.jta.or.jp/rodotaisaku/chingin/chingin_24/02.html

トラックイメージ

2. トラック運転手が年収アップする方法

上記の平均年収をふまえて、既にトラック運転手をしている人がいまより年収をアップさせるには以下のような方法があります。

2-1 大型免許、けん引免許の取得

現在、小型や中型トラックに乗っていて、まだ普通免許や中型免許しか持っていない場合、大型免許やけん引免許を取得することでドライバー職の選択肢が広がり、高収入に繋がります。

積み降ろし作業が発生する仕事の場合は、フォークリフトの免許も取得すると良いでしょう。

2-2 短距離から長距離ドライバーへ転職する

歩合制を採用する企業のトラック運転手は距離に応じて収入が上がるため、長距離ドライバーへ転職することで年収アップが期待できます。初期費用はかかりますが、トラックを持ち込みにすることにより年収をさらに上げることも可能です。

2-3 大手企業へ転職する

同じ仕事内容であっても、小さな企業より業界大手企業の方が好条件で働ける場合があります。基本給はもちろん、有休や年間休日といった福利厚生面で比較することも大切です。現在の年収に不満があるなら、トラック運転手の求人をチェックしてみることをおすすめします。

3. 不足している?トラック運転手の需要

現在、トラック運転手は慢性的に不足しており、需要は拡大の一途を辿っています。国土交通省の調査によると、トラック運転手は他産業と比較すると20代~30代の若年層が少なく、物流量が増加しているにも関わらず後継が育たず、高齢化が進んでいることがわかっています。
参考:ドライバー不足等トラック業界の現状と課題について

これは、トラック運転手を目指している20~30代前半の若者にとってはチャンスでもあります。慢性的にトラック運転手(特に若年層)が不足しているということは、需要に対して供給(人材)が追い付いていないということです。企業も、トラック運転手を志望する若者を多く獲得したいと考えているところも多いのです。

拘束時間や休憩時間、運転時間などを改善する法令も強化されてきていることから、働きやすい環境は整いつつあります。今後も、トラック運転手の需要は増え続けるでしょう。いま、この機会に、トラック運転手を目指してみてはいかがでしょうか?

4. トラック・トレーラー運転手の求人に応募するには?

トラック運転手やトレーラー運転手の求人を探す場合、おもに以下の2つの方法があります。

・トラック運転手の求人を一覧で掲載しているサイトからお気に入りの求人を探す
・企業の採用ページ、募集要項ページを確認する

いずれの場合も、募集要項の情報をよく確認しておきましょう。必要な免許や資格、未経験でも可能かどうか、休日や福利厚生などは、最低限チェックしたい項目です。

ちなみに、鈴与自動車運送は昭和25年創業の歴史ある企業で、現在大型トレーラー運転手を募集しています。トラック運転手の花形として、諸手当や休日などの福利厚生も充実している業界大手の鈴与自動車運送へ応募してみてはいかがでしょうか。

大型トレーラー(けん引)運転手募集要項:鈴与自動車運送株式会社

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